セットバック済みであると説明を受けて土地を購入したのに、建物の上棟が済んだ段階になって、セットバックが済んでいないことが発覚しました。この場合、土地や建物の契約はどうなるのでしょうか?(詳細)2方向の道路に面する南東の土地を購入し、ハウスメーカー(以下HM)に建築を依頼しました。建物を建て始め、上棟を終えたところで、HMから「土地南面のセットバックが済んでいないことが発覚した。南面の道路が2項道路に該当するので、狭あい道路の拡幅整備に関する条例に基づく協議書の提出が必要になる。セットバック分の土地を市に寄付するか、その土地には工作物を作らないという誓約書が必要になる。」との連絡を受けました。土地の購入にあたっては、売主である不動産業者から、セットバック済みである旨の説明を受けていました。重要事項説明書上には、※印で「一部道路後退線あり」と記載があるのですが、その説明を求めたところ、「既に後退済み」と回答があり、公図を見ると確かに細長く分筆されていたため、セットバック済みと理解しました。(この説明は録音して保存してあります)。しかし、HMからの連絡後、市役所等に確認してみると、そのセットバック分と思われていた土地は、住宅建築のためのセットバックではなく、道路と敷地との境界を確定させるための分筆だったようです。建築確認は、セットバック済みという情報を施主である私達夫婦と、売主である不動産業者からの口頭確認のみでHMより申請され、審査機関は通過し、上棟に至っています。セットバックしても、計画されていた建物は建ちますが、妻は庭で家庭菜園をするのが夢であり、後退により庭が小さくなることに激怒しています。この場合、(1)土地の売買契約は無効に出来るでしょうか。また、建物の契約はどうなるでしょうか。(2)すでに上棟が済んでいるのだから、建築確認はおりているのですが、この「狭あい条例に基づく協議」を行わなければいけないのでしょうか。協議を行わないとした場合、どのような支障が生じるのでしょうか?(3)この状況で、どのように話を持っていくのが一番の得策でしょうか。なお、敷地全体約200平米のうちセットバック対象土地は2平米前後です。怒りで冷静な判断が出来ない状況です。専門家のご意見をお願いします。
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